デザインって何だろう
3月の例会で見ていただこうとしたレンダリング(完成予想図)を2点紹介します。
かなり昔からガラス素材に関心が有りガラス瓶やトンボ玉を集めたりしていましたが、ちょっと特殊な用途のガラス器具を使って日常品のデザインを試みました。用途は一輪挿し。使う部材は理化学用具の試験管。学校の理科室でおなじみの試験管は親指程度の太さのガラスチューブで洗っているときに良く底が抜けました。調べてみるとサイズのバリエーションは無数にあり価格も大きく異なることがわかりました。その中で内径27mm肉厚1.5mm長さ200mmで価格¥245のものに絞り込みアイデアスケッチを始めました。
あらかたデザインの方向性が見えたところで現物を入手。さすが実験用とあって透明度も平滑度も抜群。強化硬質で耐薬品製にも強いとの事でした。スタンドはアクリル樹脂ともう一つはシリコーンラバー製です。シリコーンは加水分解がおこりにくいので水周りの商品にはうってつけです。マンションの出窓やオフィスの受付、飲食店等に似合うことを念頭にデザインしました。案外古民家なんかにも似合うかも知れません。このデザインに興味を持たれた方はご連絡ください。詳細をお教えします。
田口英紀
STAFF DESIGN ASSOCIATES